2026/03/06 18:00
2026年3月3日、東京・Zepp DiverCityにて【Beat LAB vol.6】が開催された。同イベントは、ソニーミュージックレーベルズ主催の 注目の新人アーティストが共演する完全無料招待ライブイベント。計6回目、ひな祭りの日の開催となる今回は“ガールズポップ”をテーマに、o.j.o、TORA PROJECT TRAINEES、Gyubinの3組が熱いパフォーマンスを披露した。
トップバッターとしてステージに登場したのは14歳のシンガー・ソングライター、o.j.o。踊りながら登場し、「Get the cool charm」でミステリアスな世界観を一気に醸成していく。続く「Bah!」ではスタンドマイクを使ってダンスをしながら歌唱。客席に真っ直ぐ届く、独自の美学が存在していることは間違いない。彼女の表現力の高さに会場は釘付けとなっていた。ここで、「はじめまして。o.j.oです。今日は来てくださり、ありがとうございます」とかわいらしく挨拶。先ほどとは打って変わり、14歳らしさが垣間見えていた。すぐにステージが赤い照明に包まれると、「PEOPLE DEMON」へ。ドラマチックな楽曲の展開が印象的で、善と悪、正義と不義など相反するものへの葛藤というメッセージが放たれていく。最初こそo.j.oに釘付けとなっていたオーディエンスたちだが、徐々に彼女のパフォーマンスに魅了され、歓声が上がっていく。さらに、“第38回東京国際映画祭フェスティバルソング”に起用された「Blam!」で、突出した表現力を印象づけるパフォーマンスを見せつけていった。そして、「次の曲が最後の曲です。この曲は3月25日にリリースされる曲です」「ぜひ聞いてください」と語って、「One day」へ。楽曲、歌声、ダンス、すべてが溶け合い、ひとつの作品を生み出しており、若きアーティストの可能性をくっきりと刻みつけるステージになっていた。
続いて登場したのは、TORA PROJECT TRAINEESのOTO、KYLA、RUKA、YU。まずは1曲披露し、迫力満点のパフォーマンスでオーディエンスを盛り上げた。ここで、「皆さん、こんにちは!」と改めて挨拶。「今日は皆さんと楽しい時間を過ごしたいと思います」と語り、ひとりずつ自己紹介をしていく。「それでは引き続き、楽しんでいきましょう!」と元気よく語ると、今度はカバーパフォーマンスを披露。笑顔を絶やさず遊ぶようにパフォーマンスし、そのチャーミングな存在感で会場を温めていった。そして2度目のダンスパフォーマンスでは、セクシーなガールズヒップホップダンスで会場を魅了していく。途中、鮮やかな側転も織り交ぜながら、会場の温度をさらに引き上げていた。クールに踊り終わると、側転を披露したYUは「ステージから落ちずにすんだので、よかったと思います! たくさんの人の前で側転ができて楽しかったです!」と笑顔でパフォーマンスを振り返る。そして「最後は私たちのオリジナルソングを披露します!」と告げ、「One Sided Love」へ。しなやかさと力強さが感じられるパフォーマンスで楽曲の魅力を鮮明に描き出し、最後は深々と一礼。余韻を残したままステージを去っていった。
ラストは韓国出身、19歳のシンガー・ソングライターGyubinが登場。Billboard JAPAN“Heatseekers Songs”首位をはじめ、アジア各国のチャートを賑わせた「Really Like You」のJapanese Versionでライブをスタートさせると、透明感のある歌声が会場を満たし、〈I really like you〉に合わせたチャーミングなジェスチャーも飛び出していた。「皆さん、こんばんは! 私はGyubinです」と挨拶し、流暢な日本語でMCをしていくGyubin。「今年、私はいよいよ春に日本で正式デビューすることが決まりました!」と報告すると、拍手と歓声が返っていく。温かな雰囲気の中、「私もいつか、長く心に残る歌を歌うのが夢です」「心を込めて大切に歌います」と語り、宇多田ヒカルの「First Love」をピアノの弾き語りで披露。一音一音を丁寧に紡ぐ姿が、自然と観客の集中を引き寄せる。そして、シンプルな構成の同曲だからこそ、彼女の澄んだ声の質感が一層際立っていた。
「次の曲は、今年日本でリリースするためにレコーディングした曲の1曲です。そのままのあなたが十分に美しい、というメッセージを込めた曲です」と語り、新曲のバラードを歌唱。オーディエンスを一気に惹き付けると、「みんな、楽しんでいますか! 行くぞー!」とシャウトして、「Evergreen」が始まる。心地よさとポップさ、ワクワク感を併せ持つ同曲が、会場中にじんわりと広がっていた。
「最高! 皆さんのおかげで幸せです」と笑顔を見せるGyubin。そして、「最後の曲になりました。残念だけど、また会えるので! 最後の曲を歌います」とアコースティックギターを手に取る。「今日初めてお届けする、アコースティックバージョンです。あなたの側にずっといるというメッセージを込めた応援ソングです」と語って、「Satellite」へ。ギター一本の演奏が、しっとりとした中にも力強さが宿る彼女の歌声を引き立てる。そんな演奏で会場中を虜にし、「以上、Gyubinでした! ありがとうございました」とキュートな笑顔を見せてステージに幕を下ろした。
同ライブは、才能ある3組の新人アーティストを同時に楽しめる贅沢な時間となった。歌やダンス、個性豊かなパフォーマンスからは、彼女たちがこれからさらに注目され、音楽シーンで活躍していくことが容易に想像できる。まさに次世代スターたちの第一歩を見届けた瞬間であった。
Text:高橋梓
Photo:横山マサト
◎公演情報
【Beat LAB vol.6】
2026年3月3日(火) 東京・Zepp DiverCity
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